世界中の山を登りたい・・・から英語を学ぶ。

【バギオの山の中腹にある手作りのブランコで童心に帰るMariさん】

バギオ留学を決めた理由は?

大きな理由は登山です。わたし登山が大好きなんです。

バギオに来る前は日本で看護師をしていました。日本での生活は忙しくも充実していて、実はそんなに海外には興味がありませんでした。数回、韓国やハワイに友達と行ったことはあったけど、英語は全然話せなかったです。
その後、世界中でコロナのパンデミックが起こり、看護師としての働き方について色々考えるようになりました。

同時に、その頃から登山にハマり出して、いつか世界の山を登りに行きたいなぁと、思うようになったんです。
コロナが少し落ち着いた後、思い切って看護師の仕事を一旦辞め、海外登山のために英語を勉強することにしました。海外の山に登るなら、英語でガイドを雇わないといけないかな?と思ったので…。

【バギオでは高確率で虹を見ることができます】

WALESでの授業はどんな感じでしたか?

わたしはEEPというプログラムを受講しました。基本的に、日常会話や旅行で使う英語を教えてもらいます。
わたしは英語が全然話せなかったので、とりあえず誰かと簡単なコミュニケーションが取れるようになりたいと思ってこのEEPを選びました。
同世代の生徒さんのほとんどはESLコースを受けてましたが、わたしにとってはこのEEPというコースが合っていたと思います。
一日5クラスということや、定期テストがスピーキングとリスニングしかないことも、ストレスフリーで楽しく勉強を続けることができたので…。
ただ、ライティングやリーディング、発音や文法の授業がないので、途中からコースを変更しようかな?と悩んだこともあります。
自分の目標に応じてクラスを選択されるのが良いかと思います。

英語スキルの伸びは感じられましたか?

とくにスピーキングのスキルは伸びたように感じます!
最初は先生が言ってることも、ほとんど理解できなかったのに、だんだんと会話が成り立つようになっていきました。
自分の言いたいことや、相手の言いたいことが英語で理解できるようになってくるとすごく面白いんです。
英語を使って誰かとコミュニケーションをとるのはわたしの初めての体験だったので、とても楽しかったです!
授業が終わってから、自分が言いたかったことは何か?相手が言いたかったことは何か?を復習してました。それを続けていくうちに、少しずつ上達したように思います。
英語を使って実際にたくさん話す、ということが、わたしにとってはすごく効果的でした。

【マンツーマンのスピーキングクラスでの様子】

WALESでのフィリピン講師陣はいかがでしたか?

フィリピンの方の人間性って、外国人に対してすごく寛容で忍耐強いと思います。
オープンマインドで優しいので、こちらも英語が話せなくても気負わずに接することができるというか…。
特にわたしみたいな初心者にはおすすめだと思います。ゆっくり話してくれるし、わたしでも聞き取りやすいな、と感じたので。
WALESでの授業を通して、英語を話すことって怖いことでもなく、恥ずかしく思うこともなく、楽しいことなんだなって思うようになりました。
講師たちは、生徒がうまく話せなくても、一生懸命わたしたちの言いたいことを理解しようとしてくれるので、積極的に話しかけることができました。

【この日はフィリピ講師たちと一緒に登山を】

クラスメイト・ルームメイトについて教えてください。

わたしはシェアルームに住んでいたので、ルームメイトと登山に行ったり、海に行ったり、たくさん遊びに行きました。
わたしの場合は、シェアルームに住んでたんですけど、同室者は韓国、日本、サウジアラビアと多国籍でした。
昼食や夕食の時はみんなでカフェテリアに集まるので、その時にルームメイト以外の人ともお話しする機会があります!
Walesを選んだ理由の一つに、生徒さんの年齢層が同じくらい、という理由があったのですが、同世代の方はもちろん、若い方も落ち着いている方が多くて、話しやすかったです。
ディスカッションのグループクラスは、レベル別にクラス分けされていて、周りの友人が上手に英語を話しているのを聞いて自分も頑張らなきゃ!ってモチベーションになりました。

寮について教えてください。

わたしが住んでいたシェアタイプの部屋は、4つの部屋(4つのプライベートルーム)あり、そのうち2つが2人部屋、2つが1人部屋でした。
多国籍の学生が住んでいたため、生活習慣の違いから、例えばゴミの捨て方とか、何度か小さなトラブルがありました。
共同生活ですから、全くトラブルなし、なんてことはないと思うので、ストレスになることがあればなるべく我慢しすぎずに(自分のためにも)、相手に伝える努力をするべきだと思います。その逆もしかり…
私たちも実際、なにかトラブルがあればその都度話し合って、最終的にはいくつかの共通のルールを持って生活していました。
話し合うにしても全部英語だったので、良い英語の勉強になりました。

【クラスメイトたちとジプニーに乗ってお出かけ】

休日や学習時間外の過ごし方は?

わたしはとにかく登山に行きたかったので、フィリピン国内だけでなく、留学中に遠出をしてマレーシアまで登山に行きました。
キナバル山という、マレーシアで1番高い山に登ることを、留学に来たときからの目標だったので、実際に登頂できた時は感無量でした。
キナバル山に行ったのは、バギオ留学にきてから2ヶ月後のことで、「その頃には1人で国外に行って登山できるくらいにはなってるんじゃないかな〜?」って気楽に考えていて、留学前から予定を入れちゃってたんです。ですが、そのおかげで、「なんとか自分で登山ガイドと簡単な会話ができるくらいにはならなきゃ!」って、英語の勉強を頑張る目標にしていました。
結果として、なんとか1人でマレーシアに行って、登山して、帰国することができました。片言だったけど、それから英語を話す度胸がついた気がします。
留学中に1人で何回か飛行機に乗ったんですけど、フライト遅延は多いし、空港からタクシーに乗るとぼったくられそうになるし(バギオ は安全ですが、他の地域はけっこう危険です)、登山に行く時は絶対にローカルガイドを雇わないといけないので、「英語で説明しなきゃ!コミュニケーションとらなきゃ!」ってことがたくさんありました。
その時は必死でしたけど、今思えばこれもいい練習になったと思います。

【キナバル山でガイドさんと。留学の目的の1つが達成できました】

これはちょっと残念・・・ということがあれば。

わたしの周りで多かった意見は、害虫と食事です。
時期も関係あると思うのですが、特に虫が頻発した時期がありました。学校のスタッフに言ったら、殺虫剤を用意してくれたり、お風呂場の隙間を塞いだり、いろいろと対策をしてくださいました。わたしの部屋では毎食料理(自炊)をする方もいたので、ゴミの捨て方など工夫するようにしたら自然と害虫は見なくなりました!
食事については、びっくりしたのが、調味料が比較的甘いこと。あとは日によって少し脂っこいかな、味付けが合わないなあ、など耳にすることがありました。わたしはローカルの料理が食べたかったので、学校での食事オプションをあえて付けなかったんですけど、フィリピンの料理は全体として揚げ物が多かったり、異国感ある味付けだな、と思うことはありました。
わたし自身はそこまで気にならなかったのですが、人によっては食文化の違いは大きいように感じました。

【常に多国籍の友人たちと楽しむ日々でした】

WALES卒業後の計画は?

ニュージーランドにワーホリに行きます。
この3ヶ月の留学を通して、英語以外にもいろいろなことを学び、もっと外国の文化や人々について知りたいなと思うようになりました。
そして、なにより英語を使って自分を表現すること、相手とコミュニケーションを取ることの難しさや楽しさを知りました。
英語の勉強を続けて、いつか、もっといろんな人とお互いの経験を共有したり、色々な話題について意見交換ができるくらい、英語を話せるようになったらいいな、って思います!
あとは、やっぱりいつか、世界の山に自分1人で行けるようになりたいです。
ニュージーランドも山がたくさんあるので、とても楽しみにしています!

【英語学習のみならず、たくさんの貴重な経験ができたバギオ留学でした】

バギオ留学を検討されている方にメッセージをお願いします。

日本で英語を勉強したいと思った時、わたしは何度かオンライン英会話や英会話学習アプリを使ったのですが全然長続きしませんでした。
そして喋れないのに、自分の発音や文法ばかり気にしてしまって、全然できていない自分が話すのが恥ずかしいような気持ちがしていました。
でも、WALESに来てから、英語を使って実際に先生や友人や、地元の方とコミュニケーションを取るようになって、外国の方って、わたしが思ってるより発音や文法を気にしてないんだな、と思いました。
そして、相手の言いたいことを理解したい!自分の言いたいことを伝えたい!と、自然と頑張って話すようになりました。
わたしは発音も、文法も、全然上手ではないけど、今はもう英語を話すことが恥ずかしくありません。
英語を使って誰かとコミュニケーションを取ることって楽しいな…と思えたことが、ここにきて1番良かったなと思うことです。
効果的な英語学習の方法をお探しであれば、留学も候補の一つとしてお勧めしたいです!

【バギオで培った英語コミュニケーションスキルを今後も世界で活かしてくださいね】